とても素敵な方に出会いました。
と言っても実際に会ったわけではありませんが、
”ビジネス、サービスのあり方”について非常に考えさせられました。
とある資格試験の勉強で、個人でオリジナルの対策問題集をネット販売し、
サポート等もされている方にお世話になりました。
たまたま見つけたホームページで、
(率直でも申し訳ありませんが)簡易的なホームページでしたし、
価格も良心的なものだったため、
当初正直問題集の質量ともにあまり期待をしていませんでした。
ところが、過去問や過去の受験者等非常に研究されている方で、
こんなに頂いても良いのかなと思うほどの問題数、丁寧な解説、
ポイントのまとめた資料等を頂きました。
本当に親切なサポートで、試験直前には追加の問題集が届き、
試験当日には合格祈願参りの報告と試験に向けての励ましとアドバイス、
試験後にはお疲れ様でしたのメールまで頂きました。
私は今回の資格試験で彼の問題集と出会わなければ、
試験結果はかなり悲惨なものになっていたと思うので、
この出会いに非常に感謝の気持ちでいっぱいでした。
しかし、感動はそれだけでは終わらず、
その後アップされた彼のホームページの文章を読んでとても温かい気持ちになったのです。
彼はこの資格試験対策のホームページを、実は交際中の彼女のために立ち上げたのだそうです。
彼の彼女は今年の初めにこの資格を取りたいと言ったそうなのですが、
これまで彼女を見てきて、いろんなことを中途半端にして生きてきた
劣等感があるなと以前から感じており、
これを機に彼女を成長させてあげたいと感じたそうです。
彼も実は資格保有者だったため、実家の資料などを引っ張り出して勉強し、
時には心を鬼にしながらも、一生懸命彼女と向き合って日々勉強を教えたのだそうです。
そして試験対策のホームページを運営する中で、
いつの間にか、ほかの大勢の受験者もサポートするようになり、
その中で彼も励まされ、成長していくことができたということでした。
彼とのやり取りも注文、支払い、データの受信といった、
メールでの事務的なやり取りしかしていません。
それなのに私は彼の人に対する温かさや大切な人への想いに触れることができ、
問題集を購入がただの買い物ではなかったと感動したのです。
普段物を購入してこんなに温かい気持ちになることはそうめったにありません。
私は勝手に彼のファンになり、来年もぜひ受験者のために居て欲しい、
応援したいという気持ちになったのです。
ビジネスにおいてもサービスを提供する側の想いが受け取る人に伝わる
というのは大切なポイントなんだなということを彼に教わりました。
私にもそんなことができるだろうか。
いやしたい。絶対したい。